外遊帳 2015 冬

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3月22日(日) 北の湿原に幻を追うシリーズ 完結(か!?)

衝撃の1日だった。
9日、まつさんとドライブをしつつ、「イトウ釣りに行きたいんだよねえ。でも、今年は雪が深くてどうもならないよねー」などと話していたのだが、その日帰ると、キンゾーさんが日曜日に94cmと95cmを釣ったという情報が入った。

「おめでとう」とは素直に言えない。と、伝えると、優しい彼が、「じゃあ15日いく?」と誘ってくれた。
しかし、この日はスキーの先約があってだめだった。そして翌週22日。前夜のメール。

「明日、●時にはウチを出るから、それまでにおいで!」

私はすかさず
「わん。」
とだけ、返信を打った。

実は、水曜日の夜から体調が悪かった。仕事から帰ってから、ずっと寝、次の日も午前中で仕事から帰ってまたずっと寝、金曜日にやっとほぼ復調という感じであった。

釣り場までのアプローチは簡単ではないので、体がもつかなと正直少し心配であった。次の日は上の娘の卒業式も控えていて、川で病気をこじらせて卒業式に出られなかったらどうしようなどということも少しは頭をよぎった。娘が「卒業式とイトウ釣りとどっちが大切なの?」と聞いたような気がするが、私は当然「卒業式に決まっているじゃないか」と答えた気がする。まあ、私の本心は娘をはじめ誰もが知っているが、、それを音声化しないことは、とても大切なことなのである。

長いアプローチを終え、キンゾーさんが、同じことを2度言った。
「今日は、まあきちさんに釣らしてやる。」
私は、心の中で、2度、
「わん。」
と答えた。

キンゾーさんは、あそこに打ちこめ。あそこはこういう流れで、こう深くなっていて、魚はこうついている。きっといるはずだ。などとポイントポイントでアドバイスをくれ、ほとんど私を先行させ、自分では竿を振らなかった。

釣り始めてほんのしばらく後に、とてつもない魚が掛った。







10数分のファイトの後、彼は観念して寄って来た。







そして、無事取りこんで計測すると、










なんと、102cmあった!!!!








とうとう、念願のメーターオーバーを釣りあげた!



















キンゾーさんがね!


いやあ、すごいものをみましたよ。ヒットの瞬間こそ見逃しましたが、ファイトシーンもランディングも一部始終を脳裏に焼きつけました。いやあ、がんばって行って良かった。
え?私?
私は、アタリすらありませんでした。ウグイだって、アメマスだって釣れませんでした・・・。

でもねえ、これが私に掛った可能性も結構高くあったんですよ。一度だけキンゾーさんと私が前後入れ替わった直後に、キンゾーさんにこの魚が掛ったんです。だから、もし私にこの魚が掛ったらって妄想を、この24時間で24回はしました。はい。

じゃあ、この魚を釣りたかったかって言うと、それはちょっと微妙。
もちろん釣りたいですけれど、
ものには、順序ってものがありますから。
この魚は、キンゾーさんが釣るべき魚だと、これはちょっとの嘘偽りなく、そう思います。
そして、ただ一回だけの入れ替わりのタイミングで、彼にこの魚が掛ったのも、きっとそうあるべきだったからだと思います。




さて、
帰り道、体調が完全に回復しているのを感じた。
同じ経験を前にもこの川でしている。
体は疲れているし、靴ずれは痛いが、体の中につまっているストレスやら病原菌やらアルコールやらがみんなどっかに抜けたような感覚があるのだ。

楽しかったなあー。
イトウもすごかったけれど、何十匹もの鹿の群れやタヌキやミンク、ヤマセミにカワセミ。
雁や鴨や白鳥、タンチョウ。アトリ等の冬鳥の群れ。オジロワシ。

面白かったのはコレ。特大の蛙の卵塊。


と思ったら、氷の下にある、エゾシカの糞だった。

また行こう。今度こそは、しっかりと自分のロッドにイトウの重さを感じるために。


靴下が合わなかったのか。これまで、あまりしなかったのだが。


余談

おかげさまで、超絶好調でいくらでも仕事できるぜぃっ!てな感じで、次の日の卒業式に出席することができた。
しかし、人ゴミと、どーでもいい来賓の挨拶と、心に染みない諸々で、式が終わる頃には、もう川で充電した生気は全て吸い取られていた。

式が終わって、6年生の教室で、卒業生が一人一人親に向かって感謝の言葉を言うという場面があった。

「今まで言えなかったけど、本当はとても感謝しています。」

娘は、我々に向かい、そんなことを言った。抜けた生気がまた充電される。

「ああ、この子も随分と立派になったのだなあ。」

そして、彼女が読み上げたメッセージカードを受け取る。



ん?

「母さんへ」だぁ〜!?
なんじゃわれ〜!
おめえの親は、母親だけか?ん?
じゃあ、俺はなんだってんだ?
カメラマンか?お?カメラマンか?
じゃあ、飯も作らんぞ。洗濯もしねーぞ。
なんだって?お手伝いさんだと〜!?
よーく言った、おまえ、よーく言った。

えーん。えーん。

しょせん、父親なんて、そんなものなのね・・・。



3月9日(月) まつさんとブラブラ

まつさんを誘って釣りに行くことにした。
と言っても、午後遅く出て、途中で鳥がいたら写真を撮って、実際に竿を出したのは30分ぐらいだったかなあ。私は、ウエーダーすら履かなかった。

魚のアタリはありませんでした。冬の小鳥は増えていた。

今年はアトリが多い。ベニヒワもそこそこ。








釣りに行こうって誘ったはずなのだが。まあ。ね。

2月15日(日) 買わなきゃよかったランキング

今週末は珍しく土日ともに空いていたので、鳥見に出かけようと目論んでいたが、風があまりに強いので断念。家でたまっていた文庫本とマンガ本を読み、ギターを弾き、飯を作ったりしてまったりと過ごしている。

先月、衝動的に買ったワカサギの電動リールだが、どうも今シーズンは1度だけの出番で終わってしまいそうだ。前回の更新でも書いたが、この買い物が成功だったのか失敗だったのかは、次シーズン以降にならないと何とも言えない。

Daiwa クリスティア ワカサギCR2 
果たして、これは買って良かったランキングに入るのか。


コレは良さそうと思い買ってみて失敗っていうことは、ネットでの買い物の場合は結構ある。
以前は、食べ物の取り寄せなんかも何度かしてみたが、売り文句は大体嘘っぱちだし、レビューなんかも当てにならないということがわかった。TVで芸能人が、「これは最高。ウチではコレが冷凍庫から切れるなんてあり得ない。」と言っていたお茶漬けを取り寄せたけれど、「別に〜」という味だったりした。

ここ数年の外遊び系の買い物で、「こりゃ使えん」と思ったものを紹介しよう。


まずは第3位はコレ↓


ソレルのカリブー
冬の外遊び用に購入。それまで使っていたノースフェイスのBOA式(ワイヤーをダイヤルで締める方式)の靴がフィット感も暖かさも優れていたのだが、スノーシューのベルトが当たるところが破けてしまった。同じものを購入しようと思ったが随分前に廃盤になっていたので、暖かくて雪の入らないしっかりとした靴を探していた。
同じソレルのベアーと悩んだが、近くの店にはカリブーしか置いておらず、靴を試し履きせずに購入するのはリスクが高いので、カリブーにした。(後日ベアーを履いてみると、ベアーは私の足にことのほかフィットした。)
さて、コレのダメな理由。それは、すぐに壊れたから。
定番だけに安定した良さがあるのかなあ―と思ったら、2シーズン目で、ゴムが裂けて穴が開いた。
さらにダメな理由。自分が買ったついでに妻にもソレルを買ったのだが、気に入らなかったようで、靴箱の肥やしになっているから。

妻に買ったウインターカーニバルというモデル。別名靴箱の肥やし。



しわになるゴムの部分が裂けた。もう片方の靴もひび割れていた。

「なんだよ。何が10年でも履けるだよー。」と思いつつ、もったいないから修理してみた。


板ゴムとゴム糊をホームセンターで買ってきて、新聞チラシで型を取る。



ゴムを型どおりに切り取り、ボンドを靴とゴム両方に塗って、しばらく放置。


圧着して修理完了。


ヒビだけのもう片方も修理しておいた。

無事に直ったカリブーだが、こういう風に簡単に直るのなら、やっぱりそれはいい靴なのでは?などと考えつつ、メーカーのサイトを見てみると、ゴムの部分は劣化しやすいからメンテをせよと書いてある。そういうのは、面倒くさいなあとも思いつつ、ゴム用のスプレーと皮に塗るクリームを買ってみた。メンテをして、直しながらずっと履いて行ければ、愛着がわくかもしれない。そうすれば、買わなきゃよかったランキングから、この靴が外れる日も来るだろう。

続いて第2位
オーシャングリップ2100!


2010年の夏に購入。当時14700円で購入した。

結構な金額がするのに、これでランディングした魚は、ほとんどいない。
今は同じものが1万円で売られているし、他メーカーなら、もっとずっと安い商品もある。

これを買ったのは、イトウを獲るためだ。
私がイトウを釣りに行く川では、ずりあげられる岸がない場合が多い。

ある年にそういう川に立ちこんで釣っている時に、70cm越えのイトウがかかった。
初めてそのサイズのイトウが掛ったもので随分とあわてたが、なんとか弱らせて自分の手の届くところまで寄せてきた。しかし、そのイトウをランディングする方法が思いつかない。しかたなく、持っていた40cmのネットで掬おうとしたところ、頭の方半分しか入らず、イトウは暴れ、フックがネットに絡み、せっかくのイトウを逃がしてしまったという経験をした。

どうすればあのイトウが獲れたんだろうかと考えた末の結論が、フィッシュグリップだったのだ。イトウは歯が鋭いので口に手を入れるなんてことはできない。また、大きなネットは藪こぎを多くしなくてはならないこの場所では持っていくことができない。フィッシュグリップならとりあえずイトウをキャッチしておいて、そのままイトウと一緒に浅瀬のある場所まで移動できるのではないか。と考えたわけだ。
軽くて丈夫なフィッシュグリップというものを探して、見つけたのがこのオーシャングリップだった。

イトウ釣行に使う前に、何度かアメマスやカラフトマスで試してみた。砂浜などにずりあげた魚の口にフィッシュグリップを突っ込んで持ち上げてみたが、あまり使いやすいという感じはしなかった。かかりどころにも関係があるのかもしれないが、カラフトマスや大きいアメマスが暴れると、外れて落ちてしまうし、魚が口を固く閉じていてなかなか入らないということもあった。
毎回ベストにぶら下げていたオーシャングリップだったが、結局、私がイトウにこれを使うことはなかった。

昨年秋、フローターで釣りをしている時に、40cmほどのブラウンが掛った。「おっ、こういう時こそフィッシュグリップの練習に丁度よい。」とオーシャングリップでフックを外し、「そうだ。これで魚をキャッチしている写真って今まで撮ったことなかったよなあと、ポケットからカメラを取り出そうとした時、バッタンバッタンと魚が暴れ、魚とともにオーシャングリップは湖へ落下したしまった。オーシャングリップと魚が静かに湖底へ沈んでいく様が忘れられない。魚さんごめんなさい。


いよいよ、栄光の第1位
それは、これだ。ディカパックα



一眼レフ用の防水ケースだ。
これもイトウ用に買った。
私の行くジャングル湿原河川では、立ちこんで釣っているといきなり首までの水没なんてことはしょっちゅうある。簡易的な一眼レフカメラの防水袋ぐらいでは役に立たないと探して見つけたのが、この防水ケースだった。
しかし。これ、でかいんだよ。でかすぎる。
ケースがでかくて重いので、やっぱりちょっと持ち歩くのはきつい。それでも前回の道北釣行に持って行って、比較的過酷ではない区間で使ってみた。そしたら、ケースのレンズ部分が、イトウが釣れた大事な時に結露して曇って使えないという事態が起こった。最悪じゃ!

ただこれも、取説に、中に乾燥材を入れて使えって書いてあるから、それをしなかった私がいけないだけかもしれない。なんかここまで3つとも、製品自体云々じゃなくて、私の使い方がダメなだけっていう気もしてきた。

ところで、この防水ケースとは別に、布製の防水のカメラケースを去年新調した。
以前使っていた、Foxfireの防水バッグは足を踏み外して泳いでしまったりした時に、一眼レフカメラを水没させてダメにしてしまうということが何度かした後に購入したもので、今からきっと15年ぐらい前に買ったものだ。
皮肉なもので、バッグを買ってからは川に落ちたことがないので、その性能はわからずじまいだったが、1年ほど前に、風呂に袋だけ沈めてみたら、ブクブクブクと気泡が無数に出てきた。長い年月の間に小さな穴がたくさんできていたようで、これで沈したら、間違いなくカメラもダメになってしまう。
それで変わりになるものを探していたのだが、最近同じFoxfireから、防水バッグが出たということを知り、早速購入したというわけだ。購入したLは 9000円ぐらいで、結構いい値段がしたが、EOSの50Dが、インナーケースにベストフィットで使い勝手も良さそうだ。2度ほどの釣行と、スキーに持って行って使ってみたが、こちらは、買って良かったシリーズに入りそうな予感。



ちなみに、ここ数年で買ってよかったランキング、圧倒的第1位は、ガーミンだ。


eTrex 20というこの機種は、英語版をアメリカから個人輸入したのだが、15000円ほどで購入できた。それを、今は日本語版化して使っている。
中には過去に釣れた場所や入渓点、脱渓点などが記録されている。
これまでにも何度かこのサイトでも話題にしたのだろうから、この道具の便利さについてはここでは省略するが、自分がここ数年で買った道具の中では、もっとも買って良かったものであることは間違いない。

2月1日(日)RYUさんとワカサギ

久しぶりにRYUさんと遊んだ。

湖に着いたのは7時半ごろだったと思うが、強風が吹きすさぶ中、二人でなんとかテントをたてて釣り始めたのは、1時間以上たった後だったと思う。ちょうど、低気圧が来ていたのだ。

魚は、ポツラポツラ釣れた。夕飯分釣れれば良かったので十分だ。
今回は下の娘のワカサギデビューと、私の電動リールデビューという、二つのデビューが大きな目的だった。

電動リールは、まあ、便利なのだが、評価は一回だけの釣行では難しい。
巻きとりは早いので、うまくすれば手返しが随分はやくなるのは間違いない。
片手が完全に浮くので、2本竿を出しても余裕があるし、この湖のように15mも20mも水深があるところならば、巻きあげスイッチを押しておいて、ウイスキーをグビリと一口飲んで、つまみまで口に放りこめるっていうのは、呑兵衛にはありがたい。

だが、器械なのでトラブルはどうしても多くなるだろう。
慣れればトラブルは随分と減るのだろうが、電池が切れただの、バックラッシュしただの、設定がどうのだの、シンプルな手動の道具に比べれば煩わしいことも多い。
金も多くかかる。
初期投資として、リールの他にも、専用の台やら穂先やら穂先の角度を変える何やらやらといったものがつい欲しくなる。ラインもちょっといいラインを使いたくなる。そして私はまだ一度しか釣行していないのに、そのちょっといいラインを2度もバックラッシュさせてダメにしている・・・。

もう何度か使ってみないとなんとも言えないが、便利なこと間違いないが、ワカサギにそこまで金をかけるのは微妙だなあというのが、今のところの感想である。慣れれば手放せなくなるのかもしれないが、果たして私の場合はどうだろう。自分でも予想がつかないなあ。

下の娘は、なかなか集中して釣りをしていた。
「来たっ!」「くそっ!」「のった!」などと、いっぱしの釣り師のようだ。
ちょっと飽きた後も、極寒、強風のテント外に出て、一人で遊んでいたのもたくましい。
テントの外からダダダダダーッ、ズザザザーと、氷の上でスライディングをして遊んでいる音がして面白かった。

我々は二人で120ぐらい。RYUさんは150だったそうだ。


トリプルなんていうことも、たまにあった。


ダイワのクリスティアCR2というリール


天ぷら・唐揚げ・南蛮漬けにした。RYUさんに貰ったサクラマスは塩焼きにした。

上の娘に比べて、遊んであげてないことを反省して、翌週、8日にも下の娘をスキーに連れて行った。
帰りに露天風呂に入り、さらにモモンガの住み家に寄った。
先週も今週も娘はとても喜んでいた。
でも、やっぱり、そろそろ一人で1日遊びたいな―。


娘にもモモンガを見せてあげられた。



1月24日(土) モモンガ

ちょっと空いている時間を見つけて、これまで見つけたモモンガの巣穴を見て回ったり、新しい穴がないかなあって探してみたりする。
何年も前から住んでいるモモンガの穴には今年もやっぱり来てくれていて、まだ少し明るいうちから出てくれていたけれど、そういう時にはカメラを持っていなかったり、三脚を車に積んでいなかったりする。
それでも、ISOを3200にして、なんとか写してみた。パソコン上なら、まあ、いいかな。



土曜日は午前中は仕事だったが、午後は空いている。いい天気だったので、鳥を探しつつ、モモンガの新しい穴も探すという作戦で、低速で車を走らせながら、あちこち見て回った。

午前中はさほど吹いていなかった風が、憎たらしいことに午後には強くなってきて、小鳥などは殆ど現れなかった。
雪の上で何かしているオジロワシを見つけたので、車の中からカメラを向けると飛び立った。



パソコンの画面で見て初めて気づいたのだが、足に何か掴んでいる。
どうも、うどんのように見える。なぜ、畑の真ん中にうどんが?
うどんじゃないのか?




ある場所に、とてもよさそうなモモンガの巣穴を見つけた。
糞もたくさん落ちているし、周りには雄花をたくさんつけたハンノキが何本もある。
ハンノキの雄花はモモンガの大好物だ。

まず、穴から数m離れたところの雪を踏み固めた。座ったり、三脚を置くためのスペースだ。スノーシューを持ってこなかったので、太ももぐらいまである雪に苦戦しながら2条ほどのスペースを作った。こうやって踏み固めた場所は、踏み固めた当日は、まだふかふかで三脚が安定しないが、次に来る時には固まって丁度よくなっているのだ。

明るいうちに出て来ないかと期待して、じっと待ったが、なかなかモモンガは姿を現さなかった。
森が暗くなり、木肌と穴との区別がつきづらくなったころ、なんとなく黒い穴に白い影が見えたような気がして、カンでシャッターをきると、穴の中からこちらを伺っているモモンガが映っていた。
その後、そのモモンガはまた穴の奥に引っ込んでしまい、その後は、結局出てきてくれなかった。
ちょっと警戒させてしまったようだが、何度か通えば、きっとこちらの存在にも慣れてくれると思う。

今度はもう少し距離を置いて待ってみようと思う。
こうやって私を偵察し、穴の中に引っ込んでしまった。実際にはもっとずっと暗い。


1月12日(月) 久しぶりのまあきち亭レシピ

前日のワカサギを振舞うべく、かつての同僚たちをたくさん家に呼んで、ドンチャンと騒いだ。
狭いリビングに、大人7人と子ども5人を無理やり押し込んで、ワカサギの唐揚げやら一夜干しやら南蛮漬けやらその他料理やらを次々と出したが、気持ちが良いくらい一瞬でなくなるのが爽快だった。

手作りのアップルパイやらお菓子やら何やら、みんな何かしら手土産を持ってくてくれるのだったが、一番驚いたのは、ビールの一升瓶だった。


名前がいいね。迫力がありました。美味かった。

そのビールもさっさと空けて、私ともう一人だけ酔っ払いだったが、酔えば酔うほどアホになる僕たちに、まわり子どもも大人もみんなニコニコの楽しい宴だった。

話は変わるが、最近はショートパスタが結構好きで使っている。
スパゲティのように伸びてしまう心配がないので、冷めてもそれなりに酒のつまみになるのが気にいっている。この日も子どもにいいかなと思って作ってだした。


トマトとチーズの組み合わせは、子どもにはだいたい鉄板だ。



私は、ニンニクをオリーブオイルで炒めることから料理を始めることが多い。

油に香りが移った頃、ベーコンを入れ、かりっとしてきたら玉ねぎを入れる。
今回は小さい子もいたので、唐辛子はなしにした。



たまねぎがしんなりしたら、トマト缶を入れる。ホールでもカットでもなんでもいい。
全体に火が通ったら、砂糖を小さじ1か2、塩、胡椒を適当に味を見つつ入れてソースの完成。

後は別に茹でたショートパスタ(写真はフジッリっていうネジネジパスタ)と混ぜて、耐熱容器に入れる。



ピザ用チーズをたっぷりとかけて、オーブンかトースターに入れる。
そして、チーズが溶けるまで加熱したら完成!

この日は、250g茹でたら多すぎて、トマトソースの味が少し薄くなってしまった。
150gでトマト缶1つでいいかもしれない。
チーズは上にかけるだけよりも、中にもたっぷりと混ぜ込むと、食べる時に糸を引いて美味いと思う。


さて、まあきち亭レシピとかって題名にしたけど、なんか面倒くさくなってきたので、後は、ざっくりと書くだけにしようと思う。俺っていっつもこんなだな。

下の三品は最近のある日の夕飯のメニューだ。たまに、いろいろ作りたくなって、家族に振舞う。
今回は、どれもオリーブオイルでニンニクを炒めることから始める。たくさんのオリーブオイルにたくさんニンニクを入れて、そのオイルを料理ごとに分けて使って一石三鳥の手抜きをしたというわけだ。




左はチーズとアサリのパスタを作っているところ。
ニンニクを炒めたフライパンにアサリを入れ、白ワイン100ccでワイン蒸しにする。
貝が開いたら、アサリだけ取りだして、アサリの汁と茹でたペンネと家にある色々なチーズを混ぜて完成。美味いし、超簡単。アサリの煮汁ととけたチーズが混ざって、濃厚な味に仕上がる。チーズの種類によって味がだいぶ変わるので色々と試してみたい。

真ん中は、カツオのカルパッチョを漬けこんでいるところ。
これもニンニクオイルを作ることから始める。そこに白ワインビネガーを入れて、塩コショウを加え、カツオの刺身と混ぜて冷蔵庫で味をなじませる。
12日の宴では、生のカツオがなかったので、カツオのたたきやマグロで試してみたけど、やや不満な出来栄えだった。これは生のカツオがいい。紫玉ねぎのスライスを一緒に盛り付けて、大口をあけて玉ねぎとカツオを頬張るとたまらなく美味い。
脂のあまりのっていない時期のさっぱりとしたカツオが特に合うと思う。

右はインゲンと鶏肉とチーズを和えているところ。
ニンニク油と塩で炒めた鶏肉と固めにゆでたインゲンを合わせ、パルミジャーノ、イタリアンパセリを投入し、混ぜただけ。簡単だが、これも美味い。鶏肉はフライパンより、オーブンか魚焼き器でカリッと焼いた方が美味いかもしれない。


1皿目、アサリとペンネとチーズのパスタ


二皿目カツオのカルパッチョ


3皿目 鶏とインゲンとチーズを和えたもの。


後は、ガーリックライスと、柚子胡椒ドレッシングの簡単なサラダを作って、1枚の皿に盛り付けてみた。



この日のコンセプトはワインに合う料理ということで。
家族にはなかなか好評だった。



1月11日(日) キンゾーさんと楽楽ワカサギ新年会

オードリーのオールナイトニッポンを聞きつつ、3時間ちょいかかって現地に着いたのは午前5時だった。すでに駐車場は8割方埋まっていた。解禁1週間しかたっていないので、きっと釣れるだろう。

釣り始めてからしばらくは、ポツラポツラだったけれど、いつも通り7時ごろから釣れ始め、それから昼にやめるまで大体釣れ続けた。キンゾーさんが600、私が450ほどの釣果だった。

でも、この釣り場にしてはこれでも少し渋いと思う。塩焼きサイズが少なかったのもちょっと残念だった。13〜4センチという超大型は1匹だけだったし。

まあ、釣りとしては最高の釣りだった。ずっと話をしていたり、カレイ返しをされたり、よく笑った初釣りだった。来たがっていたまつさんが気の毒だったので、帰りに彼の家に寄って少しワカサギを置いていった。

この時期にしては異常に暖かい日だったので、テントを建てる時も楽だったし、ホントに楽で楽しいワカサギ釣りだったなあ。

あー幸せ。



1月5〜7日 スキーを習いに行った 

安くスキーの講習を受けられるというイベントがあり、家族4人スキーを習いに行った。
きちんとしたインストラクターについてスキーを習うのは、何年振りだろうか?15年ぶりぐらいではなかろうか。

1年生の娘は、昨年滑れるようになったばかりで、一番楽しい時期だ。
6年生の娘は、板が揃ってきたころなので、第2期楽しくてしょうがないシーズンだ。
妻は、長年上達から遠のいていたが、講習中に何かをつかんだようで、これまた楽しく滑っていた。
かく言う私も、技術的には何も向上してないが「上手く見えるコツ」なるものをインストラクターから教えてもらい、省エネで上達(っぽく)できてよかった。


午前中が講習で午後がフリーだった。雪の中、子どもたちは元気にフリーも滑っていた。



チビは低重心なので、結構どこでも滑る。体が軽いし柔らかいので転んでも怪我はしない。


少し上手になった。今シーズン何回か行くと、いっちょまえになるかもしれない。


スピードに弱い妻も、今回は少しスピードを出して滑る快感を感じていたようだ。